ヤグラとは、下降トレンドにおいて下値を切り下げている状態から、徐々に切り下げる値幅が小さくなり、やがては徐々に下値を切り上げていき、最後に大陽線が出現するパターンのことである。
ヤグラは、アルファベットの「U」の字のような形をしている。ヤグラの出現は、酒田五法では、「1か月は上伸する」とされる。
ヤグラ出現時の買いのポイントは、最後の大陽線の出現した翌日寄り付きである。
ヤグラのローソク足例
次のチャートは、キヤノン(7751)の月足である。2015年から2016年6月にかけて下降トレンドを描き、その後、下値もみ合いを続けながら徐々に下値を切り上げて推移している。
2016年11月に大陽線が出現し、ヤグラの形が完成している。
キヤノン(7751)のローソク足(月足)