二番底

読み方:にばんぞこ
対義語:二番天井

二番底とは

二番底とは、株式相場や外国為替相場において、相場の下降トレンドが続く中で、1回目の底をつけて上昇した後に、再び下降して2回目の底をつけることである。下降トレンドでは、底をつけては少し上昇するといったパターンを繰り返しながら少しずつ値を下げる展開になる。1回目の底を一番底といい、二番底の次につける底を三番底という。また、一番底から三番底の中で一番安値をつけた底を大底という。

二番底は黙って買え

一番底や二番底、三番底などがある中で、「二番底は黙って買え」という相場格言がある。多くの場合、底を2回つけたら、もう下がることはなく上がっていくだろうという考えに基づいた相場観である。二番底は黙って買えの相場格言に相当するチャートパターンがダブルボトムである。ダブルボトムのチャートでは、一番底、二番底をつけた後に、下降トレンドから上昇トレンドに転じる。

二番底をつけたダブルボトムのチャート例

二番底のチャート例

二番底をつけた時の売買のエントリーポイント

二番底をつけた時の売買のエントリーポイントはいくつかある。下のチャートでは、二番底を確認した後の陽線(5のローソク足)の出現が買いのエントリーポイントとなる。また、一番底と二番底との間の高値を抜いた所(7のローソク足)も買いのエントリーポイントとなる。

高値を抜けない時は逆に売りのエントリーポイントとなる。この場合は、再び下降トレンドに転換して三番底を形成する形をとる。

 

二番底をつけた時の売買のエントリーポイント

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