トリプルCマイナス

別名:CCC-
トリプルシーマイナスとは、信用格付け機関のStandard&Poor’sやFitch Ratingsなどが、債券や債券の発行体の信用度を表すために付与する記号のこと。
記号はAから始まり、B、C、Dと続く。Aは信用度が高く、Dは信用度が低い。
また、AにはAAAやAA+などさらに細かく分類される。BやCについても同様である。
Standard&Poor’sやFitch Ratingsが付与する記号は、AAA(トリプルエー)が最上位で、以下、AA+(ダブルエープラス)、AA(ダブルエー)、AA-(ダブルエーマイナス)、A+(シングルエープラス)、A(シングルエー)、A-(シングルエーマイナス)と続き、次にBBB+、BBB、BBB-のようなBの格付けがあり、その次にCの格付けがある。最下位はD(デフォルト、債務不履行)となる。
トリプルシーマイナスは、上から数えて19番目の格付けである。また、トリプルシーマイナスは、一般的には投機的な債券とされる。トリプルシーマイナスは、財務力が極めて弱く、一部を債務不履行する可能性がある場合に付与される。
トリプルシーマイナスは、格付けCCCのグループに属する。格付けCCCは、Standard&Poor’sでは、債務者は現時点で脆弱であり、その債務の履行は、良好な事業環境、財務状況、および経済状況に依存しているとしている。また、Fitch Ratingsでは、デフォルトが、現実の可能性として認められるとしている。
トリプルシーマイナスは、信用格付け機関のうち、Standard&Poor’s、Fitch Ratings、格付投資情報センター(R&I)、日本格付研究所(JCR)が用いており、Moody’sでは、トリプルシーマイナスに相当する格付けは「Caa3」である。

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