上影陰線

読み方:うわかげいんせん
対義語:下影陰線

上影陰線とは、大きな上ひげのある陰線を描いたローソク足のこと。

上影陰線は、相場のある期間において始値から値を上げたものの、引けに向かっては大きく値を下げ、始値よりも安値で引けるという値動きをする。なお、上影陰線の値下がり幅はそれほど大きくない。値下がり幅が大きい場合は陰の大引け坊主となる。

上影陰線は、強い売りの線であり、市場心理としては売りの姿勢が持続されることが多い。一般的に、上影陰線が出現したら売りのサインといわれている。

上影陰線と同様に、売り姿勢が持続されるローソク足には、陰の丸坊主、陰の大引け坊主、陰の寄り付き坊主、上影陽線などがある。また、上影陰線とは逆に、強い買いの線を下影陰線という。
上影陰線
上影陰線のローソク足

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